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【保存版】肌年齢を若返らせるためにしておきたい対策15選
誰でもできる対策や美容医療も解説

※当記事は点滴療法研究会及び属する医師が監修した記事ではありません

加齢とともに肌年齢も一緒に歳をとっていきます。いつまでも若々しくいるために、肌年齢を保つ対策を知りたい方もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、肌年齢を若返らせるための対策と美容医療について解説しています。肌年齢はしっかり対策をしておけば、衰えを予防できるのでぜひ試してみてください。

肌の老化は化粧では誤魔化せない

加齢とともに肌の悩みは増えるものです。カバー力やトーンアップをうたう化粧品はたくさんありますが、どんなに良い化粧品を使おうとも肌の老化は隠し切れません。

時間とともに変化する肌のサインに真剣に向き合い、肌悩みの原因に合った対策をすることが1番の近道です。

肌が老化する原因

肌が老化する原因は大きく分けて以下の4つと言われています。

  • 乾燥
  • 酸化
  • 糖化
  • ホルモンバランスの乱れ

それぞれ詳しく紹介していきます。

乾燥

よくある肌の悩み、「シミ・しわ・たるみ・くすみ」これらの大きな原因は「乾燥」です。

加齢によって、肌内部にあるセラミドやヒアルロン酸といったうるおい成分、そして肌に弾力を与えるコラーゲンやエラスチンなどの成分は減少します。 そのため、エイジングケアに一番必要なのはお肌の保水成分を補い内側から潤いを与え、お肌をしっかり保湿することです。

酸化

肌の酸化反応は生きていくために必要な現象ですが、紫外線や炎症反応などによって皮脂やコラーゲン、遺伝子などの物質が酸化すると肌の老化につながります。

日常生活のなかでも、喫煙やストレス、大気汚染物質などで肌への酸化ダメージが蓄積するとシミやシワ、フェイスラインのもたつきなどの肌トラブルが起こりやすくなります。

とはいえ、酸化ストレスがすぐに悪影響を及ぼすというわけではありません。加齢により機能低下が生じることで、酸化から肌を守りきれなくなり肌トラブルの原因になります。

糖化

年齢を重ねるごとに、肌内部では「糖化」という現象が起きやすくなります。

糖化の原因は、ハリのもとになるコラーゲン・エラスチンなどのタンパク質が糖と結びつくことで起こります。AGEという物質が発生して、黄ぐすみやたるみ・シワをつくってしまうと考えられています。

加齢とともに起こりやすいとはいえ、糖分が多い食事や飲酒、喫煙も原因になるため、年齢関係なく注意が必要です。

ホルモンバランスの乱れ

40歳過ぎごろのいわゆる「更年期」になると、ホルモンバランスが乱れがちになります。

特に肌のハリ・ツヤを生み出す女性ホルモン「エストロゲン」の減少が顕著にあらわれ、 乾燥・シワ・たるみだけでなく、肌のターンオーバーが乱れることでくすみにもつながります。

肌年齢を若返らせるためにしておきたい対策15選

肌年齢を若返らせるためにはいくつかの対策方法があります。ここからは、解決方法を5つ紹介していくので、取り入れやすそうなものから試してみてください。

それぞれ取り入れるポイントがあるので、間違った方法で取り入れないよう注意してください。

保湿ケアを徹底的に行う

保湿はあらゆる肌におけるケアの基本です。

乾燥はシワ・たるみにつながるだけでなく、ハリ・ツヤがなくなり見た目にも疲れた印象が増してしまいます。 さらに、年齢を重ねるとともに肌のうるおいは失われていく傾向にあるので、今まで以上に保湿を心がけ、肌の水分量を増やすことが大切です。

ここでは保湿の第一歩ともいえる化粧水の正しいつけ方について、解説していきます。

  1. 内側から外側に向かって化粧水を顔全体に塗る
  2. 指の腹や手のひらを使い、やさしくパックするイメージで顔を抑え化粧水をなじませる

特に顔の内側にある目元の皮膚は薄いため、水分が蒸発しやすく乾燥によるダメージを受けやすい部位です。念入りに保湿してください。

化粧水をつけた肌をパンパンと勢いよく叩きこむ人がいますが、それはやめるようにしましょう。手のひらの体温がじんわり感じられるようなイメージで化粧水をつけると効果的です。

また、化粧水で保湿した肌をキープする「保水」も重要です。スクワランやホホバオイルなどが配合された美容液などで潤った肌に「フタ」をして乾燥を防ぎましょう。

スペシャルケアを行う

基本の化粧水・乳液に加えて、スペシャルケアとしてぜひ取り入れたいのがシワ改善効果のあるアイテムです。おすすめは、ナイアシンアミドなどのシワ改善有効成分を配合した医薬部外品のクリームタイプのものです。

これまで化粧品(医薬部外品)では難しかった、表皮・真皮のシワにアプローチする効能効果が認められています。普段のケアにプラスして、肌老化によるシワの改善を目指しましょう。

日焼け止めを毎日塗る

紫外線対策は日の当たるところで長時間過ごさないことはもちろん、1年を通して日焼け止めを活用することが重要です。

日焼け止めは大きく分けると紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2つがあります。一般的には紫外線散乱剤の方が肌に優しいといわれていますが、どちらにもメリットデメリットがあります。

紫外線吸収剤の特徴は以下の通りです。

  • 紫外線を吸収する
  • 紫外線散乱剤よりも紫外線を透過させないメリットがある
  • 紫外線散乱剤よりも肌の負担は大きい

紫外線散乱剤の特徴は以下の通りです。

  • 紫外線を外に散乱させて肌を守る
  • 紫外線吸収剤よりも紫外線を透過させない力が弱い
  • 紫外線吸収剤よりも肌の負担は少ない

また、日焼け止めを使うときには、目的や場所に応じた数値のものを選ぶことも重要です。SPF値はUVBを防ぐ力を表し、UVAへの防御力はPA値として記載されています。

普段から常に高い数値のものを使用することは、肌への負担にもつながるのでおすすめできません。肌への刺激が少ない日焼け止めをこまめに塗りましょう。

食生活を見直す

食生活は内面美容ケアで一番大事です。

おなかいっぱい食べすぎないこと、肉類や糖類だけを食べ過ぎないこと、バランスよく食べることなどを心がけましょう。

【積極的にとりたいもの】

  • 必須アミノ酸を多く含むタンパク質(サバ,サンマ、アジ、もも肉、むね肉、たまご、大豆など)
  • ビタミンC(ビーマン、レモン、じゃがいもなど)
  • ビタミンA(レバー、にんじん、かぼちゃなど)
  • ビタミンB2(レバー、うなぎ、牛乳)
  • ビタミンB6(カツオ、マグロ、さんま、バナナなど)
  • ビタミンE(アーモンド、かぼちゃなど)

腸をきれいにする

美肌のための理想的な腸内環境では、善玉菌が優位な状態です。

腸内には多くの細菌が生息しており、それらを善玉菌(乳酸菌・ビフィズス菌など)、悪玉菌、日和見菌の3種類に分けられます。腸活により、悪玉菌の増加を抑え、善玉菌が優位な状態を保つことが美肌につながるとされています。

この善玉菌優位な腸内環境にするためには、まず腸の温度を下げるような冷たいものの摂取は避けましょう。腸の温度が37度以下になってしまうと腸の働きが鈍ってしまいます。

また不溶性の食物繊維を意識して摂りましょう。不溶性の食物繊維は腸の中の汚れを掃除してくれるだけでなく、腸内細菌の善玉菌のエサにもなってくれます。不溶性の食物繊維はごぼうや玄米、キノコ、豆類に多く含まれます。

運動を続ける

日々仕事と家事とで忙しい生活をしていると、運動不足になりがちです。

体の代謝を高めるためにも、軽く汗をかく程度の運動を習慣づけましょう。週に2〜3回、1日30分程度が目安です。運動をすることで血流が活性化し肌のつやがよくなるだけでなく、ホルモンバランスも安定するので吹き出物やシミ、シワへの対策にもつながります。

良質な睡眠をとる

睡眠中に分泌される成長ホルモンと睡眠ホルモン(主にメラトニン)には、美肌へと導く効果があります。

それぞれ具体的にどのような効果があるか紹介します。

【成長ホルモンの役割】

  • 抗利尿作用で体内の水分蒸散を防ぎ、肌ツヤを改善する
  • 肌の水分保持量を増やす
  • 皮膚のターンオーバーを促進する

【睡眠ホルモン(メラトニン)の役割】

  • 質の良い睡眠をもたらし成長ホルモンの分泌を促す
  • 活性酸素を除去する
  • 肌の老化を遅らせる

質の良い睡眠とされる深い睡眠は、肌荒れの改善、シワやシミの予防、肌のキメを整え美白へと導く効果が期待できます。

サプリメントを活用する

若々しく健康的な肌を保つためには、外側からのスキンケアはもちろん内側からのケアも重要になってきます。

美容サプリは、効率よく美容に必要な栄養素を摂取できるので内側からのケアにおすすめの方法です。しかし、肌に良いからといってサプリメントをたくさん飲んでいるとかえって身体に悪い影響を与えてしまうこともあります。自分の肌悩みに合ったサプリメントを選ぶことが大切です。

悪い習慣を断つ

いつも気遣って念入りにスキンケアを行っていても、それが間違っていれば逆効果です。ここでは、ついついやってしまいがちな間違ったスキンケア方法をいくつか紹介します。

肌をゴシゴシこすったり洗浄力の強い洗顔料やクレンジングを使ったりするのはやめましょう。顔の皮膚は体の中でも薄く、摩擦によるダメージを受けやすいです。

保湿クリームはあくまでも化粧水で保湿した肌のフタをする役割なので、まずは化粧水でたっぷり保湿することが前提です。

頭皮のスカルプケアを行う

顔と頭は、一枚の皮膚で繋がっているので頭皮のたるみが顔のたるみに繋がります。

頭皮がたるんでくると、その皮膚はどこに行くかというと当然顔に下がってきます。つまり顔のたるみが気になるからといって顔だけをケアしても効果は出にくいため、普段からスカルプケアを行うことが大切です。

おうちでできるスカルプケアは以下のとおりです。

  • シャンプーの量を控える
  • シャンプー後に頭皮マッサージをする
  • ドライヤーは低温で使う

どれも簡単にできるので試してみてください。

医療ハイフを受ける

HIFUは皮膚表面へダメージを与えることなく、熱で皮膚の内側から肌を引き締める痩身治療です。顔のたるみ改善やリフトアップなどの美容効果が期待できます。

ダウンタイムもほとんどないため、肌を傷つけることなく気になる部位を引き締めることが可能です。HIFUには様々な種類があり、それぞれ効果や副作用が異なります。肌悩みに合った方法で施術することが大切なので、必ず信頼できる医師に相談してから施術を受けましょう。

タイタンを受ける

タイタンは表皮を保護しながら真皮全体に熱を加えることで、コラーゲン繊維を熱変性により収縮させる施術です。

頬・口元・あごのたるみのほか、シワ改善などの美容効果が期待できます。タイタンは即効性に優れており、施術直後から引き締め感を得られます。また、時間とともにコラーゲンが増加するため、さらに効果を実感できるでしょう。

施術時間も60分程度で、術中の痛みも少なく施術直後にメイクやシャワーを浴びられるため、美容医療初心者の方にもおすすめの施術です。

ヒアルロン酸注射を受ける

ヒアルロン酸注射はしわやたるみを改善してくれます。症状があまり現れていないときから行うことで、肌年齢を若返らせることができます。

1部位毎に施術できるため、気になるところを少しずつ改善できることが特徴です。

ダーマペンを受ける

ダーマペンは顔に微細な針をさして穴を開け、肌本来の再生機能を働かせる施術です。美容医療の中でもダーマペンは、痛みが少なく受けやすいとされています。美容成分を肌の真皮まで届けられるため、効果が出やすく肌年齢が若返りやすいです。

ただし、効果が出にくい方もいるので、施術を受ける前にしっかりとカウンセリングを受けることをおすすめします。

医療用ケミカルピーリングを受ける

ケミカルピーリングは顔全体に薬剤を塗る施術です。皮膚の表面を剥がれやすくするため、肌のターンオーバーが整います。肌トラブルも少なく、痛みも少ないため簡単に受けやすいです。

肌の弱い方でも受けられるものもあるので、相談してみてください。

毎日できる肌の老化予防

肌の老化予防は毎日行うことで、徐々に効果が現れます。ここでは、肌の老化予防に毎日取り入れたいことを紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。

肌の老化予防に効果がある食べ物

魚・大豆・野菜や果物など健康に良いとされているものを食べましょう。また、油を使う場合はオリーブオイルがおすすめです。

一方、おすすめしない食べ物は、お菓子、インスタント食品や加工品です。どうしてもバランス良い食事ができない場合は、サプリメントに頼っても良いですがあくまでも食事の補助として使ってください。

肌の老化予防に効果がある飲み物

肌の老化予防には赤ワインやコーヒー、豆乳などがおすすめです。

抗酸化作用のあるポリフェノールがたくさん含まれているので、肌の老化防止に効果的です。ただし、肌に良いからといって過剰摂取には気をつけましょう。コーヒーやお茶には利尿作用があり、水分を失ってしまうこともあります。

食べる順番に気をつける

食物繊維を含んでいる野菜を先に食べて、その後にタンパク質を含む肉や魚を食べましょう。最後に炭水化物をとることで、ゆっくり吸収消化されるので体に良いです。

また、テレビを見たりスマートフォンを触ったりする「ながら食べ」もやめましょう。ながら食べをすることで食事に集中できず食べ過ぎたり、偏った食事になってしまったりします。

肌年齢を若返らせるための間違った対策方法

ここまで肌年齢を若返らせるための対策を紹介してきました。しかし、ネットに上がっている情報の中には間違った方法もあります。以下の内容は間違った対策方法なので行わないでください。

  • 糖質制限
  • 化粧品への信頼
  • 若返りサプリメントの使用

過剰な糖質制限は危険

実は過剰な糖質制限はよくない美容法です。

食事はバランスよく食べることが1番重要なので、1つを制限するのではなく全てを少なくするなどバランスを考えてとりましょう。

糖質そのものが老化を早めるわけではなく、過剰に摂取することで老化が早められます。過剰な糖質制限は行わず、玄米や豆類、さつまいも等、良質な炭水化物を適量食べるようにしましょう。

化粧品を信用して肌トラブルを放置する

無添加化粧品や肌荒れ時でも使えるという謳い文句を真に受けて、肌トラブル中もずっと化粧品を使い続けるのはやめましょう。

ヒリヒリしたり赤みが出たら、使用を中止してすぐ病院へ行ってください。

若返りサプリメントを飲む

若返りの物質は確かにあると言われていますが、それを飲んだからといって効果があるというのは間違った意見です。

若返りサプリメントを飲む場合は、実際にそのサプリで人体実験をしているのか、効果が出ているのかを確認してみてください。

まとめ

この記事では、肌年齢を若返らせるためにしておきたい対策について紹介しました。現時点でできるものとできないものがあると思いますが、まずは1つずつ取り入れてみることが大切です。

特に日焼け止めや食生活は意識次第で大きく変化が出るため、ぜひ試してみてください。

また、ネット上では間違った対策方法が書かれていることもあるので、取り入れる際は本当に正しい情報か確かめるようにしましょう。