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エクソソーム点滴にデメリットはある?副作用や受けることができない人などを徹底解説!

エクソソームとは、細胞の中で作られ分泌されて、体の様々な部分に情報や物質を届けるメッセンジャーのような物で、近年の研究から健康や美容効果への期待がされています。エクソソームの取り入れ方の1つに、エクソソーム点滴があります。

エクソソーム点滴をすることでもちろんメリットはありますが、一方どのようなデメリットがあるか気になるという人も多いのではないでしょうか。エクソソームには美容をはじめ様々な効果が期待できますが、デメリットもしっかり理解した上で治療を検討しましょう。

この記事では、エクソソーム点滴のデメリットについて詳しく解説します。また、副作用や受けることができない人も確認できるので、エクソソーム点滴を検討している人はぜひ最後まで確認してみてください。

エクソソームとは?

エクソソームとは、細胞から分泌される小さなカプセル状の物質で、様々なタンパク質や、遺伝情報を持ったRNAなどを含んでいます。元となる細胞の情報を目的の細胞まで届けて、情報を伝達したり、細胞を活性化させる働きをもっています。

エクソソームは、直径50〜150nmという微小な大きさを持つ細胞由来の成分で、私たちの体の隅々に分布しています。これらは細胞間でのメッセージ伝達の役割を果たし、たとえば、肌の細胞が紫外線による攻撃を受けた際、エクソソームを介して他の細胞に警告信号を送り、防御反応を引き起こさせます。

エクソソームは、体内での炎症の制御や傷ついた細胞の回復をサポートする能力を持っており、多くの疾患の予防や治療に関しての可能性が考えられています。近年、がんの検出マーカーとしてのエクソソームの可能性に関する研究が進行中で、医学界での関心が高まっています。

参照元:藤田医科大学

エクソソーム点滴のデメリット

エクソソーム点滴には美容効果をはじめ様々な効果が期待できますが、以下のようなデメリットがあります。

  • 定期的な通院が必要
  • 費用が高額
  • 針の刺激で気分が悪くなることがある
  • 献血できなくなる

それでは、以下で詳しくみていきましょう。

定期的な通院が必要

エクソソーム点滴で永続的な効果を得るためには、定期的な施術が必要です。もちろん、1回の治療でも効果を実感できる場合もありますが、体感するまで時間がかかる人もいます。

1回の施術時間は30分前後と長くはありませんが、定期的に予定を作るのが難しい場合は通院すること自体をデメリットに感じるでしょう。しかし、30分間じっとしているわけではなく、針が刺さっていない腕は自由に動かせます。そのため、スマホをみながらのんびりと施術を受けられます。

費用が高額

エクソソーム点滴は自由診療であるため、高額になる傾向にあります。また、エクソソームを作る原料は、ヒトの幹細胞をもとに作られるため、科学的な成分と違って欲しい量を好きなだけ作れるわけではありません。さらに、原料となる幹細胞を培養して、エクソソーム成分を抽出する作業を行うためには、時間と技術が必要です。そのため、他のアンチエイジングと比べて費用が高くなりがちなのです。

しかし、市販の美容液よりも高い効果が期待できるので、より確実に効果を得たいという人におすすめです。

針の刺激で気分が悪くなることがある

採血や注射など、針を指す施術で気分が悪くなる人もいます。これは、恐怖感などの気持ちによる場合もありますが、針の刺激による迷走神経反射で体が反応してしまうことでも起きます。立ち眩みや貧血のような症状をおこしたり、ひどい場合は失神してしまうケースもあるので注意が必要です。針に恐怖感があるなど、心配な場合はエクソソーム点滴を受ける前にあらかじめ医師に相談し、なるべく横になってリラックスした状態で施術を受けるようにしましょう。

献血ができなくなる

エクソソーム点滴を行うと、献血できなくなります。なぜなら、エクソソームはヒト由来の幹細胞を培養した上清液を利用しており、感染症などのリスクがゼロではないと言われているからです。

近いうちに献血を行う可能性がある人は、エクソソーム点滴は避けた方が良いでしょう。

エクソソーム点滴の副作用

エクソソーム点滴には、大きな副作用はないとされています。しかし、食品のアレルギーのように稀に注入部位に腫れや赤み、痛みを感じることがあります。ただし、その症状は一時的なもので、すぐに回復することがほとんどです。

エクソソーム点滴を行う際は、過去のアレルギー発症歴や現在の体調などをしっかり医師や看護師に伝える必要があります。なるべく細かく情報を伝えるようにするとより安心して施術を受けられるので、アレルギーなどがある場合は、まとめていくと良いでしょう。

エクソソーム点滴の効果

エクソソーム点滴には、以下の効果が期待できます。

  • 肌の若返り・アンチエイジング
  • ターンオーバーの促進
  • 炎症やアトピー性皮膚炎の改善
  • 自律神経の乱れの改善
  • 変形性関節症治療
  • 乳房再建術後の回復
  • 毛髪再生
  • 運動器障害の改善
  • 脳梗塞後遺症の改善
  • 慢性閉塞性肺疾患の改善

エクソソーム点滴は、特に美容で着目されています。しかし、美容医学以外にも再生医療や免疫療法などにも効果があると期待されているのです。

まだまだ研究段階であるエクソソーム医療ですが、今後さまざまな分野で効果が発揮されることが期待されます。

参照元:藤田医科大学

どんな人がエクソソーム点滴を受けることができない?

高い効果のエクソソーム点滴ですが、受けられない人もいるので、しっかりと確認しておきましょう。

妊娠・授乳中の人

妊娠・授乳中の人は、エクソソーム点滴を受けられないので、授乳が終わるまで待ちましょう。なぜなら、現時点で妊娠中の母体や胎児、子どもへの影響が明らかではないからです。

妊娠をする前にエイジングケアをしたいと考えている人もいるのではないでしょうか。そのような人は、まずは医師に伝えてください。それから、点滴の時期や回数を一緒に決めていくのが良いでしょう。

がん治療中・再発の可能性がある人

がん治療中の人やがんの寛解から5年経過していない人は、エクソソリーム点滴を受けれらません。なぜなら、エクソソームの作用でがんの細胞を活性化させる恐れがあるからです。

がんの細胞が活性化すると、容態が悪化したり転移や再発が引き起こされる可能性があるので、注意が必要です。

参照元:エルムクリニック

エクソソーム点滴を受ける流れ

エクソソーム点滴を受ける流れは、以下のとおりです。

  • カウンセリング
  • 点滴

しっかりとカウンセリングを受ければ、すぐにエクソソーム点滴を受けられます。ここからは、詳しい内容をみていきましょう。

カウンセリング

エクソソーム点滴を行う前に大切なのが、カウンセリングです。気になる症状や悩みをしっかりと伝えましょう。また、持病やアレルギー、服用中の薬があれば、必ず伝えましょう。

場合によっては、施術を受けられないこともありますが、情報を隠さずに伝えることでより安心してエクソソーム点滴を受けられます。

点滴

カウンセリング内容に問題がなければ、同意書にサインをしてエクソソーム点滴の開始です。体調や血管の状態にもよりますが、点滴は30分前後です。また、いきなり点滴の速度を早めるのではなく、アレルギー反応を確認するために初めはゆっくり点滴をしていきます。

点滴終了後は、注射後のように絆創膏を貼って、止血が確認できたら帰宅です。体調不良等がなければ点滴後に行動制限は無いことがほとんどですが、念のため激しい運動やサウナなど、血行が急激に良くなることは当日は避けたほうが良いでしょう。点滴中や終了後に体調が悪くなった場合は、無理せずに医師や看護師に伝えましょう。

点滴以外のエクソソームの注入方法

点滴以外にもエクソソームを身体に注入する方法があります。ここからは、それぞれの目的や向いている人を解説します。

注射

もっともわかりやすいのが注射によるエクソソームの注入方法です。手打ち治療なので、他の注入方法に比べて痛みが伴う可能性があります。治療効果は以下のとおりです。

  • 肌の若返り
  • 肌のターンオーバー促進
  • 発毛や育毛
  • 関節痛など、痛みや炎症がある部分の改善

また、注射によるエクソソーム注入が向いている人は、以下のとおりです。

  • ピンポイントで治療をしたい人
  • 注射の痛みに強い人
  • AGAや薄毛治療を行いたい人

注射での治療は少し痛みが伴うので、注射が嫌いな人にはおすすめできません。一方、ピンポイントでスピーディーに治療を行いたい人は、注射での注入が早く効果的です。

ダーマペン

ダーマペンは超極細針で肌の表面に小さな穴をあけて、ターンオーバーを促す施術方法です。また、皮膚の内部にある線維芽細胞を刺激することでエラスチンやコラーゲンなどの美肌成分の生成を助けます。針の長さを調整できるため、エクソソームが真皮層までしっかり届きます。治療効果は以下のとおりです。

  • 肌の若返り
  • 肌のターンオーバー促進
  • 発毛や育毛

ダーマペンによる注入が向いている人は、以下のとおりです。

  • 肌トラブル改善をしたい人
  • 痛みの少ない治療がしたい人
  • AGAや薄毛治療を行いたい人

麻酔クリームを使用することが多いため、注射に比べて痛みが少ないのが特徴です。また、最新のダーマペン4はダウンタイムも短く、翌日からメイクできます。

超音波

超音波を照射する医療機器を用いて、エクソソームを肌の内部まで浸透させます。肌の若返り効果があります。

超音波治療が向いている人は、以下のとおりです。

  • 肌トラブルを改善したい人
  • 肌の若返りが欲しい人
  • 痛みがあまりない治療がしたい人
  • ダウンタイムが短い治療が良い人

超音波での注入は、注射やダーマペンほど奥まで薬剤を届けることはできませんが、肌にダメージを与えずに美肌効果が期待できます。また、痛みやダウンタイムがないため、痛みに弱い方にもおすすめです。

まとめ

この記事では、エクソソーム点滴のデメリットや効果などを解説しました。エクソソーム点滴にはデメリットも存在しますが、目的によってそれ以上に身体が得られるメリットが大きいと言えます。

また、エクソソームは副作用が起きることはほとんどなく、点滴後の日常生活にも影響は少ないでしょう。エクソソーム点滴で肌のトータルエイジングや再生医療などの効果が期待できます。この機会にエクソソーム点滴を検討してみてはいかがでしょうか。

参照:「中村AJペインクリニック

記事監修

点滴療法研究会マスターズクラブ(会長:国際統合医療教育センター所長・元杏林大学教授 柳澤厚生)は最新のエビデンスに基づいた点滴療法を提供する医師・歯科医師・獣医師を会員とするグループです。

欧米では科学的に根拠のある様々な点滴療法が代替統合医療・アンチエイジング医療の現場で広く行われています。高濃度ビタミンC点滴療法は米国国立衛生研究所(NIH)や国立癌研究所(NCI)が注目し、カンザス大学やジェファーソン大学では卵巣癌、子宮ガン、悪性リンパ腫の患者について臨床研究が進行しています。

キレーション療法はNIH代替医療部門でTACT Studyと呼ばれる狭心症・心筋梗塞に対する臨床研究を、グルタチオン療法は南フロリダ大学でパーキンソン病に対する臨床研究が行われています。キレーション療法は米国で年間100万件以上実施され、高濃度ビタミンC点滴療法は1万人以上の医師が癌治療に採用しています。

私たち点滴療法研究会マスターズクラブの会員は、最先端の点滴療法を提供できるように最新の医学情報を学び、常に患者様が安全に点滴療法が受けられるよう技術を磨いています。

※当サイトの情報は点滴療法研究会の全体で監修されており、会長医師一人の意見によるものではございません。

会長の医師プロフィール

経歴

杏林大学医学部卒、同大学院修了。
医学博士。米国ジェファーソン医科大学リサーチフェロー、 杏林大学医学部内科助教授、杏林大学保健学部救急救命学科教授を経て、2008年より国際統合医療教育センター所長。

詳しい経歴や医師の想いについては、医師のプロフィールのページをご覧ください。

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